中国の監督当局は海外企業の買収に積極的な国内大手企業への調査を強化し、銀行にこうした企業に提供した融資内容を報告するよう要請した。中国では昨年、海外企業の買収が過去最大となった。

  中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は一部の銀行に対し、大連万達集団と海航集団(HNAグループ)、復星、安邦保険集団、イタリアのACミランを保有するグループ傘下の浙江羅森内里投資向けの海外融資に関する情報提供を求めた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  国内大手企業を対象とした今回の要請は、今年後半に予定されている中国共産党大会を控えて中国政府が金融システムの浄化に取り組む決意を示唆している可能性がある。

  サンフォード・C・バーンスタインの侯煒アナリスト(香港在勤)は「金融リスク回避が最優先事項に引き上げられている状況だ。監督当局は海外融資の全体像を把握しようとしているのだろう」と述べ、「当局は何かしらの危険信号を見つけたはずだ」と続けた。

原題:China’s Dealmaking Tycoons Scrutinized by Banking Regulator (2)(抜粋)

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