債券市場のイールドカーブ逆転(長短金利の逆転)はリセッションの先触れだと信じられてきた。しかし中央銀行が前代未聞の介入をする今の世界ではそうではないかもしれないと、パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のグループ最高投資責任者のダン・アイバンシン氏は言う。

  「今回は全く違う可能性がある。イールドカーブの予言能力はかつてのようではないと思う」と同氏は語った。

  2008年の金融危機以降、欧州と日本、そして最近までは米国の金融当局による債券購入が長期金利を低く抑えてきた。米国では利上げで短期金利が上昇しても、安全資産である長期米国債の利回りは抑圧されたままだ。

  「世界の市場で流動性が過剰なので投資家が利回りを求めているだけかもしれない。米国債のイールドカーブは実は、リセッションの先触れというより米国外の金融政策の結果でしかないのかもしれない」とアイバシン氏が電話インタビューで述べた。

原題:Pimco’s Ivascyn Says Next Inverted Yield Curve May Be Different(抜粋)

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