イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の続投について、トランプ政権顧問の数人が難色を示している。政府関係者が明らかにした。ムニューシン財務長官はイエレン議長が再任される可能性は依然あると示唆していたが、この顧問らは議長交代を望んでいるという。

Janet Yellen
Janet Yellen
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  匿名を条件に述べた関係者2人によると、過去には党派の違いに関係なく現職FRB議長が再指名されてきたことをホワイトハウス関係者は認識しているものの、一部の顧問は自ら選んだ人物をFRBのトップに据えたい考えだ。

  FRB議長の任期は4年で、イエレン議長は来年2月3日で任期満了となる。トランプ大統領はイエレン議長に続投を要請するかどうか注目されている。

  ムニューシン財務長官は20日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「FRB議長の座については、まだ何も決まっていない。新たな人物になるかもしれないし、そうでないかもしれない」と述べていた。

  匿名の別の関係者によると、トランプ大統領は今秋まで考える時間的な余裕があり、FRB議長に求める資格について考えをあまり明らかにしていない。大統領の経済担当首席顧問であるコーン国家経済会議(NEC)委員長とは状況の協議すらしていない、とこの関係者は話した。トランプ大統領はイエレン氏を気に入っているため、この問題を緊急に検討する必要性を感じていないという。

  ただトランプ政権内部の雰囲気に通じた複数の関係者は、イエレン氏が再任されないとすれば、規制撤廃論者で中小企業の信用確保に対する懸念を共有し、政権に忠誠心のあることなどが条件になるだろうと指摘する。ブルームバーグが今月5ー8日に実施したFRB次期議長を予想する調査ではイエレン氏の再任がトップで、以下スタンフォード大学のジョン・テーラー教授、コロンビア大学のグレン・ハバード経営大学院学長、ケビン・ウォーシュ元FRB理事が続いた。
  

原題:Yellen’s Future at Fed Resisted by Trump Aides Wanting New Blood(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE