米銀行監督当局の責任者らはトランプ政権の銀行ルール見直し案を受け、ボルカー・ルールやストレステスト(健全性審査)などウォール街規制の緩和を急いでいる。同政権は先週、金融危機後に大手銀行に課された規制の多くを緩和する内容の提言を行った。

  連邦準備制度理事会(FRB)の銀行監督責任者であるパウエル理事と通貨監督庁(OCC)のノレイカ長官代行は22日に上院銀行委員会で、主要規制の修正を支持すると表明する計画だ。パウエル、ノレイカ両氏とも、各自の機関はボルカー・ルールのトレーディング規制の見直しと、銀行の年次ストレステストの負担軽減の可能性を排除しないとしている。

  パウエル氏は上院銀行委での証言テキストで、「われわれは安全性や健全性を損なうことなく規制に伴う不必要な負担を減らし、ルールを簡素化するよう規制の調整を常識あるやり方で進められるかどうか検討すべきだ」と提言した。

  一方、ノレイカ氏は一部の責務をOCCに移管して監督体制を合理化する広範な提言を行った。同氏は上院銀行委での証言テキストで、複数の銀行当局の監督範囲が重なっているため、銀行への勧告が重複したり矛盾したりして経済成長に悪影響を及ぼすと主張した。

原題:Key U.S. Banking Regulators Say They’re Ready to Roll Back Rules(抜粋)

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