中国本土上場の人民元建て株式(A株)がMSCI新興市場指数に組み入れられることになり、世界2位の規模の中国株式市場は新たな世界的地位を得た。しかし、これが中国にとって非常に重要な意味を持つ大規模な資金流入につながるかどうかは別問題だ。

  MSCIは20日、新興市場指数における中国A株の比率は2018年8月までに0.7%になると説明した。これはブラジルのイタウ・ウニバンコ・ホールディングの比率を下回る。中国本土トレーダーの21日の反応が薄かった一因が比率の低さだと考えられる。中国がその経済規模に見合う扱いを受けるためには、習近平国家主席がさらなる市場開放措置を講じる必要があるとMSCIは指摘した。

  招銀国際証券の蘇沛豊ストラテジスト(香港在勤)は、「中国にはまだ長い道のりが待ち構えている」と述べた上で、「問題が短期間で解決できたとしても、MSCIが直ちに比率を引き上げるわけではない。MSCIと海外の機関投資家は慎重を期す可能性が高い」と説明した。

原題:China MSCI Decision Puts Onus Back on Xi’s Market Reformers (2)(抜粋)

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