トランプ米大統領はかつて、製薬業界は「悪いことをしても罰せられない」と述べたが、ウォール街はトランプ政権が薬価改革に取り組む中でも製薬会社の規制は結局のところ、比較的緩いもので終わりそうだとの見方を示している。

  この一週間、メディアが伝えたところによれば、トランプ政権が準備している大統領令には抜本的な措置ではなく、業界寄りの政策が盛り込まれている。それによると、現在検討されている政策は、製薬会社と保険会社の提携促進や新薬認可の迅速化、諸外国が支払う薬の対価を増やす方法の模索などだ。

  ロバート・W・ベアードのアナリスト、ブライアン・スコーニー氏は「薬価への直接の攻撃というより、参入への障壁撤廃に重点が置かれる可能性が高まっているようだ」と指摘。「実際そうなれば、業界寄りのシナリオになる」と述べた。

  バイオ・製薬分野の投資家はこうした動きに敏感だ。ナスダック・バイオ指数は16日終値から8%上昇と、3営業日としては昨年11月以来の高い伸びとなった。

原題:Biotech Stocks Rise as Trump Drug Price Risk Seems to Lessen (1)(抜粋)

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