米アマゾン・ドット・コムは新ファッションサービス「プライム・ワードローブ」を有料プライム会員特典の一つとして提供すると発表した。消費者の日々の生活に欠かせない衣料の販売を強化し、服を買う時にはまずアマゾンが頭に浮かぶようにするという大きな目標に向けて歩み出した。

  米国ではこのところ、ファッションに特化したさまざまなサブスクリプション(定期利用契約)サービスが広がりを見せている。スティッチ・フィックスファブレティクスなどが現時点で市場をリードしている。だが、いずれも規模ではアマゾンの足元にも及ばない。このほか、衣料レンタルのレント・ザ・ランウェーは点数無制限のレンタル契約サービスを昨年開始し、百貨店チェーンのノードストロムは2014年にメンズファッションの定期配送サービス、トランク・クラブを傘下に収めた。

  サブスクリプション型のサービスは、コスメ通販のバーチボックスが先駆として成功を収めた後に数が増え、対象商品のカテゴリーは今やローソクから生理用品まで幅広い。箱を開けるまで何が入っているかわからないという福袋のような楽しさをセールスポイントにしたものが多いが、中には利用者に商品を選べるようにしたものもある。

  アマゾンのプライム・ワードローブの場合、利用者が選んだ物のみが送られてくる。一部の競合と異なり、スタイリストが利用者の好みに合うアイテムを勧めたり選んだりしてくれるわけではない。このため利用者は、アマゾンに出品された果てしない数のアイテムから自分に合う服を探し出す必要がある。

  このサービスはまだ試験運用の段階だが、ネット通販の巨人が消費者のクローゼットに出現したことは確かだ。

原題:Amazon Turns to Subscription Boxes to Dominate Clothing Market(抜粋)

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