著名投資家ジョージ・ソロス氏は、英国では欧州連合(EU)離脱に伴い生活水準が劣化するという経済の実態が理解されつつあると指摘した。

  ソロス氏は国際非営利団体(NPO)「プロジェクト・シンジケート」のウェブサイトに19日に掲載された寄稿記事で、「全ての経済動向が持続的でないことを特徴とする転機に急速に向かっている」とし、「英EU離脱は英国とEUの双方にとって全ての面でマイナスで有害であるのは事実だ。撤回することはできないが、考え直すことはできる。こうした状況が起きているようだ」と記した。
  
  国民投票後に急速に落ちこむとの当初予想に反して英経済は健闘したものの、ポンド安に伴う物価上昇で消費者支出が落ち込んでいる兆候が出ている。ブルームバーグがまとめた最新の月次調査によれば、エコノミストらはインフレ率が年内3%に達すると予想している。

  ソロス氏は、英国が完全にEUを離脱するには少なくとも5年かかり、その間にもう1回総選挙が行われるだろうと述べ、「全てが順調に行けば、離婚直前でも復縁したくなる可能性がある」と論じた。

原題:Soros Says U.K. Is Approaching ‘Tipping Point’ as Brexit Bites(抜粋)

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