カーニー英中銀総裁、引き締め急がず-EU離脱の影響を懸念

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は20日、利上げを急がない考えを示唆した。英国の欧州連合(EU)離脱による経済への影響を依然として懸念している。

  総裁は、国内のインフレ圧力は引き続き弱く賃金の伸びには力がないとして景気の弱さを指摘。EU離脱交渉を巡る不透明にも言及し、「交渉の現実」に対して経済がどう反応するかを見極めたいと語った。

  15日の金融政策委員会では利上げ主張が3人へと予想外に増え、金利据え置き決定が5対3と僅差だった。
  
  だが総裁はこの日、「今はまだその調整を開始すべき時ではない」と言明。「弱くなった消費が他の分野の需要によってどの程度穴埋めされるか、賃金上昇が確固たるものになるのか、また金融環境が引き締まる見通しとEU離脱交渉の現実に対しての経済の全般的な反応を見極めたい」と述べた。

原題:Carney’s Brexit Worries Mean BOE Chief in No Rush to Tighten (1)(抜粋)

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