国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は年初来高値、当局者発言で米景気楽観-輸出、素材中心上げる

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は3営業日続伸し、年初来高値を更新。米国金融当局者による景気へのタカ派的発言を受け、前日の米金利上昇や為替のドル高・円安推移が好感された。米テクノロジー株の復調も買い安心感を誘い、電機や機械、ゴム製品など輸出株、化学や非鉄金属、鉄鋼など素材株中心に高い。

  TOPIXの終値は前日比11.18ポイント(0.7%)高の1617.25、日経平均株価は162円66銭(0.8%)高の2万230円41銭。両指数とも2015年8月以来、1年10カ月ぶりの水準を回復した。

  野村アセットマネジメント運用調査本部の榊茂樹チーフ・ストラテジストは、「今回のFOMC後に米金融当局のスタンスに対し見方が分かれていたが、ニューヨーク連銀のダドリー総裁の発言で金利に対する先高観が回復してきた」と指摘。日本株の「地合いは企業業績を支えに比較的堅調な中、重しだった為替が円安方向に振れ、好感された」とみていた。

  東証1部33業種はゴム製品、非鉄金属、化学、機械、ガラス・土石製品、その他製品、電機、鉄鋼、証券・商品先物取引、金属製品など28業種が上昇。ゴム製品は、SMBC日興証券がブリヂストンなど大手2社の目標株価を上げる材料があった。電気・ガス、不動産、石油・石炭製品、水産・農林、陸運の5業種は下落。

  売買代金上位では東京エレクトロンや村田製作所、スズキ、パナソニック、オルトプラス、住友金属鉱山、グリーが高く、17年5月期の営業利益速報値が計画を上振れたアスクルは急伸。半面、クレディ・スイス証券が投資判断を弱気に下げた長谷工コーポレーションは売られ、三菱地所、キリンホールディングスは軟調だった。

  東証1部の売買高は18億3654万株、売買代金は2兆5193億円。上昇銘柄数は1532、下落は389。

●超長期債が上昇、流動性供給入札順調で買い戻し-長期債は上値重い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券市場では超長期債相場が上昇。超長期ゾーンを対象とした流動性供給入札の結果が順調だったことを受けて買い戻しが入った。一方、長期ゾーンは前日の米金利上昇や円安・株高を受けて上値の重い展開が続いた。

  現物債市場で新発20年物161回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.57%で取引を始めたが、入札結果の発表後に0.555%まで低下した。新発30年物55回債利回りは1bp低下の0.80%に買われた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「流動性供給入札は無難からしっかりといった結果で超長期が買い戻された。20年ゾーンはロールダウンが一番とれる上、全体的に落ち着いている中では買いやすかった」と指摘。「ただ、10-20年スプレッドが昨年12月の0.5%まで縮小しており、さらなるタイト化は日銀オペ減額も意識される」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比5銭安の150円37銭で取引を始め、一時150円36銭まで下落した。午後の入札結果の発表後に横ばいの150円42銭まで戻す場面もあったが、結局4銭安の150円38銭で引けた。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは0.5bp高い0.055%、新発5年物132回債利回りは0.5bp上昇のマイナス0.075%で推移した。

  財務省がこの日実施した残存期間15.5年超から39年未満の流動性供給入札では、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が2.80倍と、前回4月6日の同年限入札の2.81倍とほぼ横ばいだった。平均利回り較差はマイナス0.001%。

●ドル・円が約3週ぶり高値、米金融当局者発言や株高で111円台後半

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場ではドル・円相場が約3週間ぶり高値。利上げに前向きな米金融当局者発言や日米株高を背景に、1ドル=111円台後半までドル高・円安が進んだ。

  午後3時47分現在のドル・円相場は前日比0.1%高の111円61銭。前日のニューヨーク連銀総裁発言に続くシカゴ連銀総裁の発言を受けてドル買い・円売りが先行し、午前9時過ぎには111円78銭と5月26日以来の高値を付けた。その後はもみ合い、日本株が取引終盤にかけて上げ幅を縮めると、ドル・円も伸び悩んだ。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部為替市場課の池島俊太郎課長は、ドル・円の上昇について、米連邦公開市場委員会(FOMC)前に慎重化していた米利上げに対する「市場の見方の修正に伴うドルの戻しの範囲内」と説明。目先はフィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長の講演が注目だとし、ある程度「タカ派的な期待」もあり、発言次第で112円台前半までの上昇余地はあると語った。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE