フランスの高級品メーカー、ケリング傘下の高級ブランド「イヴ・サンローラン」は早ければ3年で売上高をほぼ2倍に拡大することを目指し、1年に20店舗をオープンするほか、自社生産も増やす計画だ。 

フランチェスカ・ベレッティーニ氏
フランチェスカ・ベレッティーニ氏
Photographer: Bertrand Rindoff Petroff/Getty Images

  イヴ・サンローランは向こう3-5年で年間売上高20億ユーロ(約2500億円)の達成を目標に掲げ、利益率押し上げも狙っていると、フランチェスカ・ベレッティーニ最高経営責任者(CEO)が19日のプレゼンテーションで語った。

  今回の計画はイヴ・サンローランの成長史に新たなページを開くものとなりそうだ。クリエーティブディレクターのエディ・スリマン氏の下でのてこ入れで、同ブランドの売上高は2012年から3倍に拡大。16年にアンソニー・バカレロ氏の指揮下に移ってからも、ヒールにブランドロゴをかたどった女性用シューズ「オピウム」など新モデルの需要が広がる中で、成長が続いている。

  今回の店舗開設については、上海や北京といった急速に成長する高級品市場と、イヴ・サンローランの最初の2店舗が設置されたスイスなどのより成熟した市場を備えた地域との間でバランスを図る。16年末時点の同ブランドの店舗数は159だった。

  イヴ・サンローランは向こう3-5年でEBIT(利払い・税引き前利益)マージンを3ポイント押し上げ25%にすることを目指しているとベレッティーニCEOは語る。16年は4.7ポイント改善していた。ただ、エルメス・インターナショナルのEBITマージンは最高32.6%と、イヴ・サンローランは収益性でエルメスなどの業界リーダーから遅れを取っている。

原題:YSL Seeks to Almost Double Sales in as Little as Three Years(抜粋)

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