小売業や製造業などでテクノロジーが労働者に取って代わりつつある中、米フェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)は、同社には企業による新規雇用創出を支援する義務があると考えている。

  「テクノロジーが労働者の仕事を引き継ぎつつあるのは確かだ。同時にテクノロジーは雇用を増やすためにも利用することができる。当社には、規模の大小にかかわらず世界中の企業が雇用を増やせるよう事業の成長に向けたテクノロジーの利用を支援する責任がある」。サンドバーグCOOはブルームバーグテレビジョンとのインタビューでそう語った。

Sheryl Sandberg, chief operating officer of Facebook Inc., speaks during the WSJDLive Global Technology Conference in Laguna Beach, California, U.S., on Tuesday, Oct. 25, 2016. The conference brings together an unmatched group of top CEOs, founders, pioneers, investors and luminaries to explore tech opportunities emerging around the world. Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

Sheryl Sandberg, chief operating officer of Facebook Inc., speaks during the WSJDLive Global Technology Conference in Laguna Beach, California, U.S., on Tuesday, Oct. 25, 2016. The conference brings together an unmatched group of top CEOs, founders, pioneers, investors and luminaries to explore tech opportunities emerging around the world. Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  フェイスブックは、浮世離れしたシリコンバレーの企業というイメージを変えることを目指しており、サンドバーグCOOは、同社が米経済全体に影響を及ぼすことを実証しようとしている。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、地方経済の現実を理解するために米国各地を視察しているが、これらの地域の一部は雇用喪失やオピオイド系鎮痛剤中毒の問題で苦しんでいる。フェイスブックというプラットフォームがより強い絆を築くために利用されれば、地域が抱えるこれらの問題への対応を支援することができると、同CEOは書いている。

  昨年の米大統領選挙後に、フェイスブックが偽ニュースを拡散する役割を果たしたとの批判が高まったことを受け、ザッカーバーグCEOは今年1月に、同社の優先事項を説明する公開書簡を執筆。優先事項の中には、地域における人々のつながりを創出するとともに、フェイスブックをより安全なものにすることが含まれている。同CEOとサンドバーグCOOは共に、フェイスブックが、友人や家族と連絡を取り合う中立的なオンラインプラットフォームから、いかにして社会を形作ることができるかを理解しようとする巨大企業へと、その役割がどう発展していくと考えているかを示すことに重点を置いている。

  サンドバーグCOOは今週フランスで開かれる広告業界のフェスティバル「カンヌライオンズ」で、フェイスブックのビデオ広告とターゲティング能力についてプレゼンテーションを行う。

原題:Sandberg Says It’s Facebook’s Responsibility to Boost Jobs(抜粋)

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