オーストラリア準備銀行(中央銀行)が20日公表した今月の金融政策決定会合(6日開催)の議事録では、国内の雇用・住宅市場に改善の兆しが表れる中にあっても、両市場の動向を引き続き注視する必要があるとの認識が示された。

  議事録によれば、シドニーとメルボルンで不動産価格が「勢いよく上昇」する中で、価格圧力が和らぎ始めている若干の兆候も見られる。一方、ここ数カ月で雇用拡大の勢いが強まる半面、労働時間の伸びは鈍化したと指摘された。 

  豪中銀は今月の会合で政策金利を過去最低の1.5%に据え置いた。会合後に発表された5月の豪雇用統計で、雇用者数は3カ月連続で増加し、失業率は4年ぶり低水準の5.5%となった。豪中銀の議事録は、住宅債務の拡大ペースが家計所得の伸びを上回る状況にあらためて言及し、融資抑制を目指す銀行監督当局の対応も「十分な効果を出すには至っていない」との分析が示された。

  豪中銀は「雇用・住宅市場の動向を注意深く監視する必要があると政策委員会は引き続き判断する」としている。

原題:RBA Keeps Focus on Jobs and Housing Even as Markets Improve (1)(抜粋)

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