米共和党の医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案は、来週にも上院本会議で採決が行われる可能性があり、これに反対する民主党議員らは先の下院案審議・採決の際と同様に草の根の抵抗を再び盛り上げようとしている。

  だが、昨年の米大統領選へのロシア干渉疑惑でトランプ大統領や同氏の陣営による関与の疑いが捜査対象となっていることが、上院共和党案阻止に向けた取り組みから関心をそらしかねないと民主党など反対派は懸念している。

民主党のシューマー上院院内総務
民主党のシューマー上院院内総務
Photographer: Zach Gibson/Getty Images

  共和党指導部は今週、上院案の詳細を一般の同党議員に説明するとともに、週末までに法案のテキストを示す可能性がある。計画に詳しい関係者が明らかにしたもので、7月4日の独立記念日に伴う休会前の来週にも、代替法案の本会議採決が行われる可能性が生じることになる。

  匿名の民主党スタッフによれば、同党は19日夜、上院での通常の業務に対し手続き上の妨害措置を講じることで、新たな攻勢を仕掛ける方針だ。民主党は全業務を停止させることはできないが、作業を遅らせることによって共和党が秘密裏に代替法案の交渉を進めている点に関心を集めたい考えだ。

  民主党のシューマー上院院内総務は、「共和党が態度を軟化させ、米国民に見えるような公開の場でのヘルスケア法案の討議に応じない場合、上院での通常の業務を期待すべきでない」と話した。

原題:Democrats Try to Revive Health Bill Fight as GOP Aims for Vote(抜粋)

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