中国で鉄鋼増産が進む中で、原料の鉄鉱石は供給が膨らむ一方で需要が短期的なピークに達し、価格はさらに下落して1トン=40ドル台前半になるとシティグループが予想した。同行は向こう1年間の価格見通しを最大20%引き下げた。

  19日入手したトレーシー・リャオ氏らアナリストのリポートは、鉄鉱石価格が6-8カ月以内に底入れする可能性があると予測。7-9月(第3四半期)の価格は51ドルと従来予想の64ドルから引き下げ、10-12月(第4四半期)も48ドルと従来予想の60ドルから下方修正した。

  シティはリポートで「中国の高炉の稼働率と鉄鉱石需要は短期的なピークに達した」と指摘。「鉄鉱石価格についてはさらなる下落リスクがあり、第4四半期と来年第1四半期(1-3月)に短期的な底値に到達すると予想される」と分析した。

  メタル・ブレティンによると、青島の鉄鉱石(鉄分62%)価格は19日、1ドライトン=56.30ドルと、ほぼ1年ぶりの安値となった13日の53.36ドルから上昇した。

原題:Iron Seen in Low-$40s by Citi as Supply Grows, Demand Peaks (3)(抜粋)

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