米シカゴ連銀のエバンス総裁は19日、政策当局者らはインフレ目標を達成するという約束への取り組みを示す必要があると指摘した。米インフレ率は金融危機以降、総じて目標を下回ってきた。

  エバンス総裁はニューヨークでの講演テキストで、「われわれはこの新たな低インフレ環境を認識しており、インフレ目標を上限と見なす過度に保守的な金融当局者ではないと、国民に請け合うことが必要だ」と述べた。

  エバンス総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票メンバーであり、先週には今年2回目の利上げを支持した。同総裁は同テキストで、「現在の環境は非常に緩やかな利上げと、事前に設定したゆっくりとしたバランスシート縮小を後押ししている」と語った。

  先週のFOMC会合後に公表された参加者の最新経済予測の中央値では、コアインフレ率は来年末までに2%目標に到達するとされている。

  エバンス総裁は「私のインフレ見通しはこの予測ほど楽観的ではない。同見通しの下振れリスクも予想している」とし、「従って、われわれは上下に対称的なインフレ目標を達成するという強力な取り組みをすぐにでも示す必要があると私は考える。すなわち、インフレ目標達成に実際に役立つ成果ベースの政策を推進する必要がある」と説明した。

原題:Evans Says Fed Must Convince Public It Sees Low-Inflation Issue(抜粋)

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