メルケル独首相、トランプ米大統領に手を差し伸べる姿勢-G20控え

  • 米国はG20での主要なパートナー、首脳会議でトランプ氏歓迎へ
  • 合意は容易でないとしつつも、G20での結束維持に努める意向表明

ドイツのメルケル首相は19日、トランプ米大統領が地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」離脱を決めた後でも、20カ国・地域(G20)の結束維持に努めると述べ、トランプ氏に手を差し伸べる姿勢を示した。

  非政府組織(NGO)とのパネル会合に臨んだメルケル首相は、米国はG20での主要なパートナーの一角であり、7月7、8両日にハンブルクで開催するG20首脳会議でトランプ氏を歓迎すると語った。

  メルケル首相は同時に、合意は容易でないと指摘。シェルパ(首脳の個人代表)は共同声明の草案策定に懸命に取り組んでおり、合意取りまとめのため首脳会議前夜には「大変な努力を必要とする交渉」に直面することになるだろうとし、それに「全員が同意しない限り」、締めくくりの声明はないと話した。

  メルケル首相の発言は、「米国第一」を掲げるトランプ氏の政策に動揺が広がる中でも、同国を孤立させない決意を示唆した形だ。ただ、トランプ氏によるパリ協定離脱決定については「とても失望している」と明かした。

原題:Merkel Reaches Out to Trump With Pledge to Work for G-20 Unity(抜粋)

G7サミットでのメルケル独首相とトランプ米大統領

Photographer: Miguel Medina/AFP via Getty Images
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE