ムーディーズ:豪州4大銀の長期格付け引き下げ-住宅市場巡りリスク

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、オーストラリアでの住宅価格急騰と家計債務の増加、賃金の伸び悩みが脅威となっていると指摘し、同国の4大銀行の長期格付けを引き下げた。

  同社は19日の発表で、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)とコモンウェルス銀行、ナショナルオーストラリア銀行(NAB)、ウエストパック銀行の長期格付けを「Aa3」とし、従来の「Aa2」から引き下げた。格付け見通しは4行とも「安定的」とした。

  ムーディーズは「住宅市場に関連したリスクがここ数年で急速に高まった」と指摘。住宅市場の急激な冷え込みは中心的シナリオではないものの、「豪銀に非常に高い格付けが付与されている状況においては、家計債務の増加に伴うテールリスクは考慮すべき重大な材料となっている」と説明した。

  豪ドルは米ドルに対し発表後、一時0.5%安となった。シドニー時間午後6時37分(日本時間同5時37分)現在は1豪ドル=0.7602米ドルで取引されている。

原題:Moody’s Cuts Ratings on Australia’s Banks on Housing Concern (2)(抜粋)

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