香港証券取引所を運営する香港取引所が世界中の新興企業に秋波を送っている。

  香港取引所は16日、まだ黒字化していない企業や、普通株と権利が異なる「種類株」を発行する企業などの上場を認める新たな市場の創設を提案した。同取引所は中国のアリババ・グループ・ホールディングが新規株式公開(IPO)を検討していた際、同社の種類株や統治構造を理由に上場を認めなかった。米国上場を選んだアリババのIPO規模は250億ドル(現在の為替レートで約2兆7800億円)に上った。

  香港取引所が創設を検討する第3市場は、アリババの金融関連会社である螞蟻金融服務集団(アント・ファイナンシャル)など、今後見込まれる超大型上場の誘致を海外のライバル市場と争う上での受け皿になる。

  香港取引所の李小加最高経営責任者(CEO)は16日、香港は本土企業のIPOを500億ドル相当逃してきたと説明。こうした企業は種類株を容認している米市場を選ぶか、利益を上げる前の段階として本土市場を選ぶかのどちらかだと述べた。

原題:Hong Kong Wants to Win the Next Alibaba With Exchange Revamp (1)(抜粋)

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