米銀ゴールドマン・サックス・グループは、英国の欧州連合(EU)離脱交渉の開始を19日に控え、ロンドンからフランクフルトへの行員の移転を開始した。同行の地域責任者リチャード・ノッド氏が、独紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)とのインタビューで明らかにした。

  ノッド氏は「われわれはフランクフルトや他の欧州の都市への人的資源のシフトを開始した」と述べ、現在200人のフランクフルトの人員を少なくとも倍に増やす「可能性が非常に高い」と説明。欧州中央銀行(ECB)が本部を置くフランクフルトは、パリやダブリンを含む欧州のライバル都市に比べて強みがあると指摘した。

  同氏はその上で、最良の人材を呼び込み、スケールメリットと効率を確保するには、少数のセンターへの集中こそが金融業界にとって利益になるとの見方を示した。

  事情に詳しい複数の関係者が今月語ったところでは、ゴールドマンはEU内の新たなトレーディング拠点となる可能性のあるフランクフルトで、オフィススペースを探しており、手始めとして入居しているオフィスビルの占有スペース拡大を計画している。関係者の1人は、同行がフランクフルトへの最大1000人の異動を検討していると今年に入って述べていた。

原題:Goldman to Double Frankfurt Staff on Brexit, Europe Head Says(抜粋)

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