ハモンド英財務相は英国が欧州連合(EU)からの穏健な離脱を目指すべきだとの見解を示した。総選挙での過半数割れで求心力が低下したメイ首相の主張する強硬な離脱に正面から異を唱える形となった。

ハモンド英財務相
ハモンド英財務相
Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg

 英当局者らは19日、EU離脱交渉を正式に開始するためブリュッセルに向かう。メイ政権は今月8日の総選挙で有権者の信任を得られず、優先項目を変更すべきかどうかで混乱に陥っている。メイ首相は自身の選挙戦略に加え、多数の死者を出したロンドン高層住宅火災への対応の遅れも追及され、首相の座を脅かされている。

  ハモンド財務相は18日のBBCの番組「アンドルー・マー・ショー」でメイ首相はいつまで首相の座にとどまるかとの問いに、「英国が今必要としているのは進行中の仕事を進める平穏な時期だ。メイ氏が政府を率いている」と述べ、質問にはまともに取り合わなかった。

  同財務相は16日、英国のEU離脱は「実際的」な方法で進める必要があると発言。18日には、離脱をスムーズに進めるためには「過渡的な構造」が必要になろうと述べた。

原題:Hammond Shifts Brexit Tone as He Dodges Questions on May (1)(抜粋)

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