16日の欧州株式相場は3日ぶりに上昇した。小売り銘柄が売られたものの、食品・飲料銘柄の上げがこれを補った。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.7%高の388.60で終了。業種別では2業種を除き全てが値上がり。5月の新車販売台数が持ち直したことを手掛かりに自動車株も大きく上げた。一方、小売り銘柄は下落。アマゾン・ドット・コムがホールフーズ・マーケット買収を発表したことを受け、米小売り株が下げた動きに追随した。

  ストックス600指数は週間ベースでは0.5%の値下がり。前日は小売り株への売りが膨らみ、0.4%下げていた。

  FTSE350食品・医薬品小売株指数は3%下落。英スーパーマーケットのテスコは昨年9月以来の安値に沈んだ。1-3月期の国内売上高が予想を上回り一時4.5%高まで買われたが、下げに転じた。

  ロンドン・キャピタル・グループのアナリスト、ジャスパー・ローラー氏(在ロンドン)はリポートで、「投資家らは7年ぶりの大幅な利益に満足していたが、アマゾンがテスコを英1位のスーパーの座から突き落とす可能性があることを懸念した」と指摘した。

  自動車株は0.4%上昇。新車販売台数が好感され、一時は1.3%高をつけた。域内の経済見通しが明るさを増したほか、フランス政治の落ち着きが自動車業界の復調を後押しした。

原題:Europe Stocks Gain as Food, Banks Stocks Jump Offset Retailers(抜粋)

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