米司法省は15日、マレーシアの政府系投資会社1マレーシア・デベロップメント(1MDB)から不正に流用された資金で購入されたと考えられる美術品や宝飾品、映画の権利など5億4000万ドル(約600億円)相当の資産について、差し押さえを認めるよう求める訴えを起こした。

  カリフォルニア州中部地区連邦地裁に提出された訴状によれば、1MDBの上級幹部とその仲間によって、2009年から15年にかけて1MDBの資金45億ドル余りが流用されたと司法省は主張。今回の訴訟を含めると、司法省が押収を目指す資産は総額18億ドル相当に達する。

  差し押さえの対象として訴状で言及された資産には、ニューヨークのパークアベニューのコンドミニアムやダイヤモンドの宝飾品、ピカソの静物画、14年製作の映画「帰ってきたMr.ダマー バカMAX!」の権利などが含まれる。

  米司法省はまた、ヘリパッドとジム、映画館を備え、乗客乗員59人を収容できる豪華ヨット「イクアニミティー」(2億6000万ドル余り)やバイスロイ・ホテル・グループの株式(3100万ドル相当)の押収も目指している。米検察当局によると、いずれもマレーシアの首相とのつながりが指摘されるジョー・ロウ氏が購入したという。

原題:1MDB Loot Included Picasso, ‘Dumb and Dumber To,’ U.S. Says (6)(抜粋)

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