米財務省が15日公表した4月の対米証券投資動向によると、中国の米国債保有は経済が安定の兆しを見せる中で3カ月連続で増加し、半年ぶりの高水準に達した。

  中国の保有額は1兆900億ドル(約120兆円)で、前月比で46億ドル増加。海外勢で米国債保有額は引き続き2位だった。首位の日本は1兆1100億ドルと、同124億ドル減った。

  中国は複数年にわたる資本逃避や成長鈍化に見舞われた後、状況が上向き始めつつある。製造業が再び成長し、資本流出は緩和の兆しを見せていることから、人民元の安定につながっており、人民銀行による外貨準備の蓄積が可能になっている。1月に底打ちした中国の外貨準備は5月に550億ドル増加して3兆500億ドルに上り、中国の今年の米国債保有が340億ドル増えた一因となっている。

  事情に詳しい複数の関係者が先週明らかにしたところによれば、中国は適切な状況の下で米国債保有を増やす用意があり、米国債は他の国債に比べて妙味が高まっていると当局者は判断しているという。

  海外投資家全体の米国債保有残高は約6兆700億ドルと、前月より286億ドル減少した。海外勢の対米証券投資は、財務省短期証券(TB)や株式スワップなどの短期証券を含めた全体で658億ドルの買い越しだった。
  

原題:China’s Holdings of U.S. Treasuries Rise to Six-Month High (2)(抜粋)

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