野村ホールディングスの元トレーダーらがモーゲージ債価格を巡り顧客を欺いたとされる事件で、米連邦地裁の陪審は15日までに、共謀罪や詐欺罪に問われた3被告のうち1人に有罪、1人に無罪の評決を下した。残り1人は1件の罪について評決が成立しなかった。

  コネティカット州ハートフォードの連邦地裁の陪審は、元トレーダーのマイケル・グラミンス被告を共謀罪1件で有罪、詐欺罪6件で無罪、他の罪2件で評決不能とした。タイラー・ピータース被告は全9件の罪で無罪とされた。ロス・シャピロ被告は8件で無罪、1件で不能とした。検察はシャピロ被告の1件とグラミンス被告の2件について裁判をやり直すかどうか決めなければならない。

  今回のまちまちな評決は、相手がどんなに習熟した顧客であっても虚偽の情報を伝えれば証券詐欺になり得るという政府の見解を裏付けると同時に、検察が自らの主張を証明することの難しさも浮き彫りにした。検察が4年半前に債券トレーダーの摘発に乗り出す前までは、虚偽の情報伝達は業界内で広く行われていた。

  被告側弁護士は評決後、コメントを残さなかった。陪審員は発言が認められていない。野村の広報担当ジェニファー・ウィル氏はコメントを控えた。

原題:One Nomura Trader Convicted, One Cleared at Bond Fraud Trial (5)(抜粋)

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