米銀JPモルガン・チェースで長くジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)の後継候補と考えられてきたマット・ゼームス最高執行責任者(COO)が先週、退社の意向を明らかにした。こうなると当然、次の後継候補に目が向くが、なんと女性CEOの可能性もゼロではない。

Mary Callahan Erdoes
Mary Callahan Erdoes
Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  というのも、同行には資産運用・ウェルスマネジメント部門CEOのメアリー・キャラハン・アードーズ氏と最高財務責任者(CFO)のマリアン・レーク氏という2人の有力女性幹部がいるからだ。研究者らによると、2人というところが重要なのだそうだ。4人の最終候補の中に1人女性が混じっていた場合、女性が選ばれる確率は統計的にゼロだとハーバード・ビジネス・レビューの研究が示している。

Marianne Lake
Marianne Lake
Photographer: Jin Lee/Bloomberg

  女性が2人いると、いずれかの女性が選ばれる可能性が50%になるという。コロラド大学ボルダー校助教授で2016年の同研究に参加したステファニー・ジョンソン氏は「女性が1人だと、きちんと検討されることはない。象徴にすぎないからだ」と説明した。「女性が2人になると、実際にその資質を見極める必要が出てくる」という。

  JPモルガンだけではなく、大手米銀5行のうち4行に今ではCEOの職を狙える女性幹部が2人ずついることを、各社経営幹部の人事に関する分析が示している。

原題:A Female CEO of a Big Bank? The Odds Are Now Greater Than Zero(抜粋)

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