イングランド銀行(英中央銀行)は15日、政策金利据え置きを発表した。フォーブス委員の利上げ主張にさらに2人が加わり、金融政策委員会(MPC)の2分化が進んだ。インフレ率はこれまでの想定よりも高くなる可能性があると指摘した。

  英中銀は政策金利を0.25%に据え置くことを5対3で決定した。フォーブス委員に加えサンダース、マカファティー両委員が0.5%への利上げを主張した。金利決定に3人が異議を唱えたのは6年ぶり。

フォーブス委員
フォーブス委員
Photographer: Kelvin Ma/Bloomberg

  発表を受けてポンドは上昇。英国時間午後0時6分現在は0.24%高の1.2781ドル。10年物英国債の利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。

  実質所得は減少し個人消費は減速、与党・保守党が下院での過半数を失うという不透明な環境の中での決定だった。

  英中銀は最近のポンド下落を指摘し、インフレ率が従来の想定よりも大幅に中銀目標の2%を上回る可能性があるとの見解を示した。タカ派の3人は労働市場のたるみが縮小したもようだとも主張した。

  今回の動向は英中銀が利上げに近づき始めつつある可能性を示唆するが、MPCは利上げする場合も「緩やかなペースで限定的な幅」になるとしている。

原題:BOE Policy Split Deepens as Three Officials Seek Rate Hike (1)(抜粋)

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