学校法人「加計学園」による獣医学部新設計画を進めることは「総理の意向」などと記述した文書が存在していたとの再調査結果を、文部科学省が15日に発表した。5月に行った最初の調査では文書の存在を確認できなかったとしており、松野博一文科相は記者会見で陳謝した。

  会見はNHKが放映し、松野文科相は「大変申し訳ない」「結果を真摯(しんし)に受け止める」と述べた。同省によると、調査では民進党などが提示していた19の文書のうち、14は同内容を確認したが、2つは存在が確認できなかった。残り3つについては、法人の利益に関わるため存否を含めて明らかにしなかった。

  内閣府職員の発言とされる「総理の意向」「官邸の最高レベル」との記述は複数の文書にあったが、作成したとみられる文科省職員は調査に対し、発言の真意は分からないと回答したという。

  菅義偉官房長官は朝日新聞が文書の存在を報じた5月17日午後の記者会見で、「全く、怪文書みたいな文書じゃないか。出どころも明確になっていない」と話していた。安倍晋三首相は5月29日の参院本会議で、同学園による獣医学部新設計画を進めることに関し、圧力が働いたことは一切ないと語っていた。

(第1段落の松野文科相の名前を「博一」に訂正します.)
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