ティラーソン米国務長官は14日、ウクライナ紛争を停止させるミンスク協定をロシアに履行させるための要求を米国が緩和する可能性を示唆した。ロシアとウクライナが別の方法で紛争を解決できるなら、トランプ政権は同協定に「縛られたくない」と下院議員らに説明した。

  下院では近く、ウクライナ紛争へのロシアの関与を巡り同国に対する制裁強化が検討される可能性がある。上院では与野党議員のグループが今週、2014年の対ロシア制裁を拡大する法案で歩み寄った。これが実現すれば、大統領は議会の承認なしで制裁を緩和したり解除したりすることができなくなる。

  ティラーソン長官は、関係が改善するかどうか次第でロシア制裁を強化もしくは緩和できる柔軟性を政権は求めると述べ、ウクライナ問題については、2016年米大統領選挙にロシアが干渉した証拠とは別ものとして受け止めていると強調した。

  同長官は「ウクライナとロシアの両政府がミンスク協定以外の仕組みを通じて納得できる解決に至る可能性はあるが、ミンスク協定の目標は達成される」と述べ、「両者が異なる協定を通じた解決を決めることになる場合に、われわれがミンスク協定に縛られるのは望ましくないことに留意したい」とコメントした。

原題:Tillerson Signals Easing Policy Toward Russia on Ukraine Accord(抜粋)

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