オーストラリアの5月の雇用統計では、雇用者数が急増。フルタイム雇用者が増加に転じた。失業率はここ4年余りで最低の水準に低下。豪ドルは上昇している。

  豪統計局の15日発表によると、雇用者数は前月比4万2000人増加。4月は4万6100人増に上方修正された。5月はエコノミスト予想では1万人増が見込まれていた。失業率は5.5%と、2013年2月以来の低水準。予想は5.7%だった。

  フルタイム雇用者数が5万2100人増える一方、パートタイム雇用者数は1万100人減少した。労働参加率は64.9%と、前月の64.8%から上昇。エコノミスト予想は64.8%だった。

  豪ドルは対米ドルで上昇し、シドニー時間午後0時17分(日本時間午前11時17分)現在、1豪ドル=0.7618米ドル。統計発表前は0.7589米ドルだった。 

  キャピタル・エコノミクスのケイト・ヒッキー氏は「5月の雇用者の伸びが予想を大きく上回り、失業率が予想を下回ったことは、オーストラリア準備銀行(中央銀行)による年内の追加利下げの可能性を巡る臆測を沈静化する上で幾らか助けになるだろう」と指摘した。

  オーストラリア・コモンウェルス銀行証券部門のクレイグ・ジェームズ氏は今回の力強い統計結果について、「極めて有望なトレンドの確認と見なされている」と説明。「豪中銀が利上げを急いでいないのは間違いないが、これで利下げを選択肢から外せる」との見方を示した。

原題:Australian Unemployment Drops to Four-Year Low, Currency Surges(抜粋)

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