米連邦公開市場委員会(FOMC)が14日公 表した「政策正常化の原則と計画」の追加文書全文は次の通り。

FOMC参加者は「政策正常化の原則と計画」の内容補充を全会一 致で決めた。フェデラルファンド(FF)金利の水準の正常化が十分進 んだ段階で、連邦準備制度が保有する米国債と政府機関債を減らすた め、FOMCが活用する方針である手法について、追加的な詳細を以下 に示す。

FOMCはシステム・オープン・マーケット・アカウント (SOMA)で保有する証券の元本支払い分の再投資を減らすことで、 連邦準備制度の証券保有を段階的に削減する方針だ。具体的には、(再 投資をやめる資産の規模について)段階的に引き上げていく上限を上回 る部分に限って、こうした元本支払い分を再投資する。

償還を迎えた米国債の連邦準備制度への元本支払いに関し、(再投 資をやめる規模の)上限を当初は月60億ドル(約6580億円)とし、年間 3カ月ごとに60億ドルずつのペースで、月300億ドルに達するまで増や していくとFOMCは予想する。

政府機関債と住宅ローン担保証券(MBS)の連邦準備制度への元 本支払いについては、(再投資をやめる規模の)当初の上限を月40億ド ルとして、年間3カ月ごとに40億ドルずつのペースで、月200億ドルに 達するまで増加させるとFOMCは予想している。

それぞれの上限が最大限に達した後は、そのままとすることを FOMCは想定。連邦準備制度の証券保有が金融政策を効率的かつ効果 的に実施するのに必要な規模を超えていないとFOMCが判断するま で、証券保有を段階的かつ予測可能な方法で減らし続けるようにするの がその趣旨だ。

連邦準備制度の証券保有を段階的に減らすことで、リザーブバラン スの供給が減ることになる。FOMCは現時点で、リザーブバランスの 規模が将来的に近年に見られた水準をかなり下回るものの、金融危機前 よりは大きい水準にまで減ると予想。その水準は銀行システムのリザー ブバランス需要と、金融政策を最も効率的かつ効果的に実施する方法を 巡るFOMCの決定を反映したものとなる。FOMCはバランスシート 正常化の過程を通じ、リザーブに対する基調的な需要についてさらなる 知見を得ると想定している。

FOMCはFF金利の誘導目標レンジの変更が金融政策のスタンス 調整の主要な手段であることを確認する。ただし、FF金利の誘導目標 のかなりの引き下げを正当化するような経済見通しの深刻な悪化があれ ば、連邦準備制度の保有証券の元本支払い分について、再投資を再開す る用意がFOMCにはある。さらに、FF金利の引き下げだけで達成で きるよりも一段と緩和的な金融政策を正当化するような経済情勢に将来 見舞われた場合、FOMCはバランスシートの規模や構成の変更を含 め、あらゆる種類の手段を活用する用意がある。

原題:Addendum to the Policy Normalization Principles, Plans: Text(抜粋)

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