14日の米国債は上昇。朝方発表された5月の米消費者物価指数(CPI)で示された物価の伸び鈍化に反応した。連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が記者会見でタカ派的な姿勢を示したと解釈され、伸び悩む場面もあった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて2.13%。

  5月のCPIは前月比では0.1%低下。CPIの低下はここ3カ月で2回目。前年同月比では1.9%上昇に鈍化した。前月は2.2%上昇していた。

  米国債利回りは連邦公開市場委員会(FOMC)が声明を発表した後、下げ幅を縮小した。イエレンFRB議長は記者会見で、最近のインフレ指標低下は「一時的な事柄」が要因になっているようだと指摘した。

  FOMCは13、14 両日に定例会合を開き、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を1-1.25%のレンジに引き上げた。声明は「経済見通しへの短期的なリスクはおおよそ均衡しているように見受けられるが、委員会はインフレの動向を注視している」と記述した。

  2年債と10年債の利回り差は昨年9月初旬以来で初めて79bpを割り込んだ。市場参加者はFOMCが示した予測が2018年までは従来と変わらずだったが、それ以降は不透明感が増したと受け止めた。

  今週は日本やスイス、英国でも金融政策決定会合が開かれる。
  
原題:Treasuries Rise, Dollar Pares Drop as Stocks Fall: Markets Wrap(抜粋)
USTs Pare Gains on Yellen’s Hawkish Tone, Curve Stays Flatter(抜粋)

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