14日のニューヨーク外国為替市場では、朝方に売られたドルが午後に大きく下げを縮めた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ決定や、年内あと1回の利上げ予想を維持したことが背景にある。

  FOMCは利上げを決行し、インフレ減速の兆候が出ている中で引き締め路線を維持すると言明。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は、インフレに影響している要素の一部は今後数カ月に消失すると強調。また政策当局者らは追加利上げが適切とみていると説明した。ドルは朝方、消費者物価指数(CPI)と小売売上高が市場予想を下回ったことに反応し、大きく下げていた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%低下。

  ドルは円に対し0.5%安の1ドル=109円58銭。FOMC声明発表後は一時1ドル=109円87銭まで戻した。

  インベスコのマクロアナリスト、ノエル・コラム氏はFOMCの発表について「ややタカ派寄りの内容と捉えている」とし、バランスシート縮小計画の提示や、利上げ継続の方針を示したことを理由に挙げた。

  ユーロは0.1%高の1ユーロ=1.1218ドル。ユーロは午前中大きく上げていたが、FOMCの発表後に対ドルでの上げを削り始め、イエレン議長の会見中に下げに転じ、一時1ユーロ=1.1193ドルとこの日の安値を付ける場面があった。

  トロント・ドミニオン銀行の北米為替戦略責任者、マーク・マコーミック氏は、イエレン議長のインフレに関する発言を受けて「ドルにはある程度の回復余地が生まれた」と分析した。

原題:Dollar Rebounds After Fed Raises Rates and Signals More to Come(抜粋)

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