フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のディーゼル車は、最大で法定限度の20倍に達する汚染物質を排出していた。フォルクスワーゲン(VW)の過剰排ガスを初めて記録にまとめ、大規模な不正発覚への端緒を開いた研究者らが実証試験で明らかにした。

  FCAを巡っては、排ガス試験の結果をごまかす不正ソフトウエアを搭載していたとして、米司法省が5月に民事提訴していた。

  試験を実施したウェストバージニア大学の代替燃料・エンジン・排ガス研究センターは、排ガス不正との断定は避けつつ、スポーツタイプ多目的車(SUV)「ジープ・グランドチェロキー」とピックアップトラック「RAM1500」の路上走行試験では米大気浄化法(CAA)で定められた上限の3ー20倍の窒素酸化物(NOx)が排出されたと指摘。NOxはスモッグや酸性雨の原因になるとみられている。

  14日のイタリア証券取引所では、この発表でFCA株が下落。下げ幅は一時2%超に達した。

原題:VW Sleuths Say Fiat Chrysler Diesels Spew Excess Pollution (2)(抜粋)

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