国際通貨基金(IMF)は14日、中国の2017年の経済成長率見通しを引き上げた。今年に入って2回目の上方修正。IMFは同時に、中国が債務で膨らませた景気拡大から抜け出すには改革の深化がなお必要だとくぎを刺した。

  IMFは4条協議に基づいて公表した年次報告で、今年の中国成長率を6.7%と予想した。4月に公表した世界経済見通し(WEO)では6.6%、1月時点では6.5%をそれぞれ見込んでいた。

  IMFが世界経済見通し以外で予想値を更新するのは異例。ただ当局者は先に公表した見通しには、景気が力強かった1-3月(第1四半期)が十分に反映されていなかったとの考えを示唆していた。IMFのリプトン筆頭副専務理事は発表資料で、中国は改革断行のために現在の勢いを利用すべきだと注文を付けた。

  同筆頭副専務理事は北京での政策当局者との協議後、「短期的リスクはある程度後退してきたが、中期的な安定確保のためには改革を加速させる必要がある。現在の経済の軌道が最終的に急激な調整につながり得るリスクにも対処しなければならない」と指摘。「成長が力強く、経済構造移行の影響を緩和するのに十分なバッファーがある今始めることが極めて重要だ」と述べた。

原題:IMF Lifts China Growth Estimate to 6.7% in Second Rise This Year(抜粋)

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