西欧が今年、富裕層の個人資産規模で初めてアジア太平洋地域に抜かれそうだ。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る政治・経済の不確実性が影響している。ボストンコンサルティンググループ(BCG)がリポートで指摘した。

  13日発表の同リポートによると、西欧の個人資産は昨年、3.2%増の40兆5000億ドル(約4457兆円)と、地域別で最も低い伸びにとどまった。一方、アジア太平洋地域は9.5%増の38兆4000億ドル。

  BCGは今年について、西欧が41兆9000億ドル、アジア太平洋が42兆3000億ドルにそれぞれ増えるとの見通しを電子メールで示した。1億ドル以上を持つ富裕層は2016-21年に年9.1%増となる見込み。2000万ー1億ドルは10.2%増、100万ドル未満の世帯は3.7%増になるとしている。

  日本及び個人資産が世界で最も多い北米では、運用が資産を増やす主因となる一方で、日本以外のアジア太平洋地域は急速な経済成長に伴う貯蓄増加の効果が大きいとBCGは説明した。

原題:Asian Wealth to Beat Europe’s for First Time Amid Brexit Turmoil(抜粋)

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