中国では金融レバレッジの解消が進む中、債務借り換えを目指す国内企業が自らの短期証券依存体質の直視を余儀なくされている。短期資金の借り入れコストが2年ぶりの高水準に達し、当局によるショック療法が7-12月(下期)の企業デフォルト(債務不履行)見通しを悪化させている。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、銀行業を除いた中国企業が5月に発行した年限1年以下の証券は総額1310億元(約2兆1200億円)。2014年1月以来の低水準で、前年同月の半分にも満たない。別のブルームバーグ集計データによると、先月の短期証券発行は、約87%が借り換え目的だ。

  債務借り換えで短期資金に頼る傾向を反映し、中国上場企業(金融除く)のバランスシート上のこうした債務は3月末時点で5兆2000億元と、過去最高に達したことをブルームバーグのデータが示している。

  当局がレバレッジ解消の取り組みを終える兆しがない中で、期間1年以下の証券の平均表面利率(クーポン)は6月に5.5%に上昇、一部の発行体は債務借り換えの資金調達を取りやめた。
  
  富国基金管理のチーフストラテジスト、マ・チュアンション氏(上海在勤)は「短期証券発行の低迷は今後半年、一般的な現象になるだろう。デフォルトリスクと社債デフォルト件数のいずれも増える可能性がある」と述べた。

原題:China Defaults Feared as Firms Confront Short Debt Addiction (1)(抜粋)

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