グレン・キャッチャー氏が創設したヘッジファンド、ライト・ストリート・キャピタル・マネジメント(運用資産11億ドル=約1210億円)は1-5月にプラス42.6%のリターンを記録した。テクノロジー関連投資が寄与した。キャッチャー氏はジュリアン・ロバートソン氏率いるタイガー・マネジメントに勤務した経験を持つ。

  事情に詳しい関係者1人によると、ライト・ストリートの旗艦ファンドは5月のリターンがプラス11%となった。電子商取引会社ショッピファイやスクエア、アマゾン・ドット・コムのほか、中国のインターネット企業テンセント・ホールディングス(騰訊)やモバイル用ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の陌陌科技(モモ)への投資がリターン押し上げに貢献したと関係者は指摘する。

  通信やメディア、テクノロジー関連株に重点を置くライト・ストリートなど、今年に入りテクノロジー株投資で市場をしのぐ運用成績を上げているのはごく一部。S&P500情報技術(IT)株指数は1-5月に19.7%上昇したが、テクノロジー株の上昇は行き過ぎでペースも速過ぎたとの懸念から6月は下げに転じている。

  ライト・ストリートの運用成績は、テクノロジー銘柄に投資する他のタイガー出身者のファンドをも上回っている。事情に詳しい関係者1人によれば、チェース・コールマン氏率いるタイガー・グローバル・マネジメントの5月のリターンはプラス4.7%、年初来ではプラス23%前後。プライスライン・グループとアリババ・ドット・コム、アマゾンなどへの投資が奏功した。

  別の関係者によると、アンドレアス・ハルボーセン氏が運営するバイキング・グローバル・インベスターズでは、5月のリターンはプラスマイナスゼロ、年初来ではプラス7.1%となっている。同社は投資責任者のダニエル・サンダイム氏が自身の事業のため同社を去ったことに対応し、約80億ドルを投資家に返還する。

タイガー出身者のファンド好調

企業名5月のリターン (%)年初来リターン (%)
Light Street1142.6
Tiger Global Management4.723
Coatue Management3.217.9
White Elm Capital*2.216
Viking Global Investors07.1

*タイガーの在籍経験者が創業したローン・パイン・キャピタル出身者が設立
情報源:関係者

  いずれのファンドの広報担当もコメントを控えている。

原題:Light Street Hedge Fund Jumps 43% Topping Tiger Cubs With Tech(抜粋)

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