英BPがまとめた世界エネルギー動向の年次調査によると、2016年の石炭生産は過去最大の落ち込みを記録した。エネルギー消費世界1位の中国の石炭消費量はここ6年で最低、米国の消費は4年連続で減少した。

  エネルギー源としてかつて世界に急速に広まりながら、現在は最も汚染につながる燃料となった石炭は、今やパリ協定の目標達成に向けて動き出そうとする国や企業の標的になっている。

  BPによれば昨年の世界石炭消費量は1.7%減。2005ー15年は年平均で1.9%増加していた。世界の石炭消費の約半分を占める中国の消費量は16年に1.6%減、それ以前の11年間は年平均で3.7%増えていた。

  同社チーフエコノミスト、スペンサー・デール氏は13日、ロンドンでの会見で「石炭離れの中心にあるのは構造的かつ長期的な要因だ」と述べ、こうした要因には「天然ガスや再生可能エネルギーが入手しやすくなり競争力が高まったほか、よりクリーンで二酸化炭素排出の少ない燃料に移行するよう政府や社会から圧力が強まってきた点が挙げられる」と続けた。

原題:Coal’s Era Starts to Wane as World Shifts to Cleaner Energy(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE