米金融当局が先に公表した5月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、バランスシート縮小に向けた大まかなプランが示され、一部のウオッチャーは不意を突かれた。実際、当局者は着々と準備を進めており、今週にも一段と正式な指針を打ち出す可能性があると、エコノミストの多くが想定している。

  ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏はこうした指針が示される時期に関し、「6月かもしれないし、7月かもしれない。7月以後ではないのは確かだと見込まれる。プロセスは極めて迅速に進められている」と語った。

  金融市場の動揺を回避するため、米金融当局者はバランスシート縮小の戦略を十分前もって明確に伝えたい意向であり、このプロセスの次のステップは「政策正常化の原則と計画」の刷新版を公表することだ。5月のFOMC議事録は原則刷新の前触れであると同時に、再投資をやめる資産の規模の上限を段階的に引き上げるというスタッフ案を提示して、バランスシート縮小の手法を詳述した。

  当局者は13、14両日のFOMCで4兆5000億ドル(約495兆円)規模のバランスシート縮小の開始時期や手法に関する議論を続ける見通しだ。同会合を巡っては利上げ決定も広く予想されている。

  アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は当局者について、「人々の想定よりずっと着手に近づいており、彼らがその気なら、原則の文書を6月に刷新することがそれを知らせる一つの方法となるだろう」との考えを示した。

原題:Fed Getting New Rules of Road Ready for Balance Sheet Unwind (1)(抜粋)

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