ハネウェル・インターナショナルのデービッド・コート執行会長によれば、物言う投資家(アクティビスト)のサード・ポイントが求める航空宇宙事業のスピンオフ(分離・独立)に株主が反対しているのは最近の投資の成果を享受し損なうとの懸念からだという。

  ヘリコプターやビジネスジェット市場の弱さに加え、予算削減で国防部門の販売が打撃を受ける中、自家用機向けコックピットコントロール機器やジェットエンジンも製造している航空宇宙部門が同社の利益を圧迫している。

デービッド・コート執行会長

デービッド・コート執行会長

Photographer: Christopher Goodney/Bloomberg

  コート氏は12日、モントリオールでの会議でブルームバーグテレビジョン・カナダとのインタビューに応じ、航空宇宙事業について、「極めてサイクルの長い事業だ」と指摘。「きょう投資するのは向こう20年か30年にわたる支援材料とするためで、開発サイクルでさえ5-6年のレンジだ」と述べた。

  ダニエル・ローブ氏創設のヘッジファンド運用会社サード・ポイントは4月の投資家向け書簡で、航空宇宙部門をスピンオフすれば株主価値は200億ドル(約2兆2000億円)余り増加し、ハネウェルはオートメーションや生産性改善事業に集中できるだろうと指摘。航空宇宙部門の昨年の売上高は3.2%減の148億ドル、利益は7.1%減の29億9000万ドルだった。

  コート氏は投資家の大部分の反応は、「これまでずっと投資を支援してきたのに、今になってスピンオフしようとしている。定款に基づけば、自分がスピンオフ後の新会社を所有することはできなくなる」というものだと説明したが、具体的な投資家の名前は挙げていない。

原題:Honeywell’s Cote Says Holders Resist Call to Spin Off Aerospace(抜粋)

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