13日の東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円付近で推移。アジア株の上昇を背景に円高圧力が和らぐ中、きょうから始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に小幅な値動きとなった。

  ドル・円は午後4時39分現在、前日比0.3%高の110円23銭。相場は109円台後半から徐々に水準を上げ、110円を挟んでもみ合う展開がしばらく続いた。東京時間の取引終盤にかけてはドル買いがやや優勢となっている。

  ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)外国為替部の村田雅志通貨ストラテジストは、「米利上げは見えているが、ドットチャート、声明文などがどうなるか分からないのでドル・円は動きが出ない」と説明。「FOMCまでは109-111円の狭いレンジで推移するのではないか」と話した。

   13、14日両日に開かれるFOMCでは、今年2回目となる利上げがほぼ確実視されている。フェデラルファンド(FF)金利先物を基にブルームバーグが算出した利上げ予想の確率は足元で97.8%を示している。一方、7月以降の利上げに関しては、インフレ鈍化や最近の米経済指標の不振で不透明感が強まっている。

  この日発表される米国の5月生産者物価指数(PPI)は、ブルームバーグ調査の予想中央値が前月比横ばいと4月の同0.5%上昇から鈍化する見込み。みずほ証券の山本雅文チーフ為替ストラテジストは13日付のリポートで、目先はPPI下振れで「米国のインフレ圧力の弱さが今後の利上げペース鈍化につながるとの見方につながらないか」などがドル安円高リスクとして意識されると指摘した。

加ドル高い

  13日の東京株式相場はTOPIXが小幅反発。日経平均株価は小幅続落となったが、一時プラス圏に浮上する場面もあった。アジア株は上昇。米株価指数先物も時間外取引でプラスとなっている。 

  ユーロ・ドルは一時1ユーロ=1.1185ドルまで弱含む場面があったものの、終盤にかけて戻し、同時刻現在は0.1%高の1.1211ドルで推移している。

  加ドルは続伸。「かなりの金融刺激策が全て必要かどうか検討する」とのカナダ銀行(中央銀行)上級副総裁の発言を受けた買い優勢の展開が続いている。対米ドルでは4月17日以来の高値となる1ドル=1.3269加ドルを付けた。CIBC証券金融商品部の春木康部長は、「中銀として明確に利上げの可能性を示したのは初めて」だとし、「市場は消化しきれていないところもあり、加ドルはまだラリーする可能性が高い」と指摘した。

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