米ゼネラル・エレクトリック(GE)がジェフリー・イメルト会長兼最高経営責任者(CEO)の後継に指名したジョン・フラナリー氏は、この数年間、社内の「立て直し屋」を務めてきた。

  8月1日付でCEOに就任するフラナリー氏(55)はキャリアを通じて中南米、アジアに赴任した後、米国に戻ったが、どの場所でも業績不振の事業の立て直しや、海外進出、企業買収の取りまとめで経営陣から頼りにされてきた。しかし、今後は社のトップとして、GE全体の業績てこ入れに加え、イメルト氏が会長兼CEOを務めた16年の大半の期間、低迷してきた株価への対策も迫られる。

  フラナリー氏の起用について、ウォール街はまずは好意的に受け止めたようだ。同氏が「迅速かつ緊急、大胆に」行動すると投資家に約束し、全ての部門を精査すると示唆したことを受け、12日の米株式市場でGE株は3.6%高と、2015年10月以来の大幅上昇となった。

  フラナリー氏はインタビューで、「投資家は将来のキャッシュフローと競争力について明確な見通しと信頼性を望んでおり、これが株価上昇につながる」と分析。「われわれは手元資金と成長を目指す経営を重視する」と言明した。同氏は直近ではヘルスケア事業の立て直しで手腕を発揮。2014年に責任者となってから収益を改善し、昨年の利益率の伸びは公約した水準の2倍を達成した。

  フラナリー氏はアルゼンチンのほか、日本やインドでの勤務経験がある。

原題:GE’s Mr. Fix-It Goes From Argentina to India to the Hot Seat (1)(抜粋)

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