12日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。午前中は一時上げる場面もあったが、カナダ銀行(中央銀行)当局者によるタカ派寄りの発言を受けてカナダ・ドルが急伸したことに伴い、米ドルは上げを消した。

  カナダ中銀のウィルキンス上級副総裁は国内経済の回復が加速する中、同中銀は利上げの可能性を検討していると述べた。

  今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)のほか、イングランド銀行(英中銀)と日本銀行が政策決定会合を開催するため、この日の外為市場では取引が手控えられた。市場ではFOMCが政策金利を0.25ポイント引き上げると見込まれる一方、日銀とイングランド銀に関しては現状維持が予想されている。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前営業日比0.14%低下。

  米ドルはカナダ・ドルに対して1.1%安の1米ドル=1.3324カナダ・ドル。一時1.3322カナダ・ドルと、ほぼ2カ月ぶり安値に下げた。

  ドルは対円では0.3%安の1ドル=109円95銭。一時は109円63銭に下落。米国債利回りがこの日の最高から下げたことや、株価の動きにも反応した。米株式相場ではテクノロジー株が2営業日続落し、ナスダック総合指数が大きく下げた。

  この日はまた、ポンドの主要通貨に対する値下がりも目立った。対ドルでは0.7%安の1ポンド=1.2659ドル。このほかカナダ・ドルや円に対しても大きく下げた。

原題:Dollar Weakens as Traders Await Trio of Central-Bank Meetings(抜粋)

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