デルタ航空とバンク・オブ・アメリカ(BofA)はニューヨーク市の著名な芸術団体パブリック・シアターのスポンサーシップを解約した。パブリック・シアターの今夏の上演作品「ジュリアス・シーザー」の主人公がトランプ米大統領によく似たキャラクターで、暗殺されるという演出だからだ。

  デルタとBofAはシェークスピアの悲劇に基づく同作品について、主人公の描かれ方をそれぞれ別の発表文で批判した。この主人公はスーツにネクタイ姿で、ふさふさの金髪だ。

  デルタ広報のアシュトン・モロー氏はパブリック・シアターが夏にセントラル・パークで開催する同無料イベント「フリー・シェークスピア・イン・ザ・パーク」に言及し、「あなたの政治的スタンスが何であろうと、今夏のフリー・シェークスピア・イン・ザ・パークでのジュリアス・シーザーの生々しい演出はデルタ航空のバリューを反映していない」と電子メールでコメント。「彼らの芸術的およびクリエーティブな監修は良識の基準における一線を越えている」と述べた。デルタはパブリック・シアターに対し、公式航空会社のスポンサーシップを即時終了すると伝えたという。

  BofAも資金支援を取りやめると、同行広報担当者が電子メールで説明。パブリック・シアターは「挑発かつ感情を害することを意図した」方法でジュリアス・シーザーを描くことを選んだと付け加えた。

原題:Delta, BofA Yank Support for Trumplike ‘Caesar’ in New York (3)(抜粋)

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