主要商品市場で今年、パラジウムほど高いパフォーマンスを示している品目は他にない。

  ブルームバーグのデータによると、パラジウムの年初来上昇率は30%と、豚赤身肉やアルミニウムを含む他の33品目を上回っている。9日には一時7.9%上げ、16年ぶりの高値である1オンス=928.36ドルを付けた。一部のトレーダーが現物を確保しようとしたためとみられている。

  主にガソリン車の排ガス抑制装置に利用されるパラジウムは、供給が6年連続で需要を下回るとの見通しを背景に値上がりしている。約2年前に発生したドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験をめぐる不正問題をきっかけに消費者がディーゼル車からガソリン車に移行したことなどから、パラジウム価格は2001年以降で初めてプラチナとほぼ同水準となっている。

  ノア・キャピタル・マーケッツ(ヨハネスブルク)のアナリスト、ルネ・ホシュレイター氏は「パラジウムの需給関係は全ての商品の中で最高だ。近いうちにプラチナ価格を容易に上回る可能性がある。上昇が加速しているように感じる」と述べた。
  
原題:This Year’s Best Commodity Is One of the Smallest Metals Markets(抜粋)

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