フランスの銀行ソシエテ・ジェネラルの元マネジング・ディレクターがインサイダー取引の罪で訴追された。

  訴追されたのは、企業に買収用資金を提供する業務を担当していたソシエテの元マネジング・ディレクター、ステファン・フィマ氏。仏工業用ガスメーカー、エア・リキードが約132億ドル(現在のレートで約1兆4600億円)で米エアガスを買収した件に絡みインサイダー取引を行ったとされ、仏当局が昨年、パリ西部のラ・デファンス地区にあるソシエテ本社を家宅捜索していた。

  フィマ氏は不当解雇と解雇前の年の賞与を巡り労働審判所で争っており、訴追の事実はこの審判所で8日に明らかにされた。同氏の弁護士を務めるフレデリック・グラス氏が審判所で述べたところによると、フィマ氏は家宅捜索から約3カ月後の2016年4月に解雇された。捜査の過程で、予審判事はフィマ氏のインサイダー取引への関与をうかがわせる証拠があったと判断し、訴追に踏み切ったという。

  グラス氏は9日、この刑事事件についてコメントを控え、刑事事件の弁護人に問い合わせるよう促した。同弁護人とは連絡が取れなかった。仏検察当局とソシエテ・ジェネラルの代表者はコメントを控えた。

原題:Former SocGen Banker Charged in Insider Case; Sues for Bonus (1)(抜粋)

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