メイ英首相は与党・保守党が過半数を失う結果に終わった総選挙のダメージ食い止めに奮戦している。保守党主導の政権を維持するとともに首相の座にとどまる決意だ。

  辞任を求める声に直面し、首相は9日朝に北アイルランドの親ブレグジット政党である民主統一党(DUP)と会談し協力の約束を取り付けた。これを持ってエリザベス女王に謁見(えっけん)し政権樹立の許可を求める計画だ。関係者によると、首相は9日中に閣僚を指名する計画。

  政権基盤を強化するため解散総選挙に踏み切ったメイ首相の賭けは裏目に出た。選挙はいずれの党も過半数を得られないハングパーラメントの結果に終わり、労働党のコービン党首がメイ首相に退陣を促すとともに、保守党内からも辞任を求める声が出た。

  コービン党首も政権への意欲を表明、「労働党は英国のために働く用意がある」と表明した。

  1選挙区を除いて開票が終わった段階でBBCが示した下院(定数650)議席数の最新予測は、与党・保守党が318で、現有議席の330を下回り、全体の過半数である326に届かない。コービン党首率いる労働党は261議席と、29議席を上積みした。

  再選挙の可能性も残るものの、DUPとの協力は保守党が政権を維持する最も自然な方法だ。首相はロンドン時間午後0時30分にバッキンガム宮殿に女王を訪ねる。

原題:May Digs In as U.K. Premier After Election Debacle Risks Turmoil(抜粋)

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