グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」の開発者、アンディ・ルービン氏が共同で創業した新会社エッセンシャルは、新たに3億ドル(約330億円)を調達した。同社は競争の激しい家電業界への参入を目指している。

アンティ・ルービン氏
アンティ・ルービン氏
Photographer: Tony Avelar/Bloomberg

  未公開株市場を運営するエクイデートの分析によると、今回の資金調達でエッセンシャルの企業価値は9億-10億ドルと評価された。エッセンシャルは5月後半に資金調達に関する文書を提出。その数日後、ルービン氏は同社初の2製品、高機能スマートフォンとアマゾンの「エコー」のような音声認識機能付きスピーカーを披露した。今回の出資者は明らかにされていない。エッセンシャルの広報担当者はコメントを控えた。

  エッセンシャルは、ルービン氏がアルファベット傘下グーグルを2014年に退社した後に創設したテクノロジー関連のインキュベーター(起業支援組織)、プレイグラウンド・グローバルから生まれた。ルービン氏は、グーグルで10年近くアンドロイド部門の責任者を務めた。

  エッセンシャルは昨年、プレイグラウンド・グローバルとレッドポイント・ベンチャーズから3000万ドルを調達。他の出資者にはベンチャーファンドのアルティメーター・キャピタルのほか、テンセント・ホールディングス(騰訊)、フォックスコン・テクノロジー・グループなど。ルービン氏はまた、ソフトバンク・グループとエッセンシャルを同社のテクノロジーファンドの投資対象にするよう交渉したが、アップルが同ファンドに参加した後にこの投資計画は中止になったと、米紙ウォールストリート・ジャーナルが伝えた。

原題:Android Creator Rubin’s Phone Startup Raises $300 Million(抜粋)

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