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●日本株反発、ソフバンク17年ぶり高値が押し上げ-欧米イベント通過も

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  東京株式相場は反発。出資先企業の株価急騰などを材料にソフトバンクグループが17年ぶり高値を付け、主要株価指数を押し上げた。欧米のリスクイベント後の海外株式が落ち着いていたことも投資家心理にプラスに働き、業種別では情報・通信株のほか、銀行や不動産株が高い。

  TOPIXの終値は前日比1.25ポイント(0.1%)高の1591.66、日経平均株価は104円円(0.5%)高の2万13円26銭。

  三井住友アセットマネジメントの石山仁チーフストラテジストは、米国連邦捜査局(FBI)のコミー前長官の議会証言を受けても「金融市場のボラティリティは上がっていない。ドル・円相場が落ち着いている限り、懸念は小さい」と指摘。また、総選挙を受け英国の政治不透明感が増し、ポンドが下落しても「英経済にとってはむしろプラス、日本の投資家はリスクを冷静に見極めている」と言う。

  東証1部33業種は銀行、情報・通信、その他製品、非鉄金属、ゴム製品、鉄鋼、不動産、ガラス・土石製品など21業種が上昇。陸運やサービス、食料品、精密機器、医薬品、化学、建設、小売など12業種は下落。

  売買代金上位では、出資先の中国アリババ・グループ・ホールディング株が急伸、みずほ証券が投資判断を強気に上げる材料が重なったソフトバンクグループが大幅高。ソフバンクG1銘柄で日経平均上げ分の7割を占めた。任天堂やファーストリテイリング、東芝も高い。半面、海外孫会社の不適切会計問題への懸念で富士フイルムホールディングスが売られ、花王やコナミホールディングス、オリエンタルランド、セコムも安い。

  東証1部の売買高は22億6387万株、売買代金は3兆2000億円、代金はSQの影響で前日から26%増えた。上昇銘柄数は903、下落は982だった。
  

●債券上昇、前日急落の反動やオペ結果受け-朝方から買い戻しとの声も

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  債券相場は上昇。前日に相場が急落した反動に加えて、日本銀行が実施した国債買い入れオペで中期ゾーンの需給の引き締まりが示されたことを受けて買いが優勢だった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比8銭高の150円55銭で開始。午前の日銀買いオペ通知後に150円50銭まで伸び悩んだが、午後に入ると水準を切り上げ、150円69銭まで上昇。結局は13銭高の150円60銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「きのうの相場は動揺して波乱の展開だったが、きょうは朝から買い戻し。下値では押し目買いが入っているということ。日銀オペの結果もしっかりした内容だ」と話した。ただ、「きのう現物をたくさん売った人がいたとも思えず、業者主導の相場ではないか」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.06%で開始。その後は0.05%まで低下した。前日は日銀の出口戦略を巡る議論について、時期尚早から説明重視に姿勢を改め、市場との対話を重視する方向に修正しつつある、との報道をきっかけに売りが優勢となり、一時0.075%と3月17日以来の高水準を付けた。

  新発2年物の377回債利回りは0.5bp低いマイナス0.11%、新発5年物の132回債利回りは1bp低いマイナス0.085%まで低下。前日はマイナス0.09%、マイナス0.075%までそれぞれ上昇した。

●ポンド全面安、英総選挙で与党保守党が過半数割れ-対円4月以来安値

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  東京外国為替市場ではポンドが全面安。英総選挙で与党保守党が過半数を割れる見通しとなり、国内政治の混乱やそれによる欧州連合(EU)離脱交渉への影響に対する懸念が強まった。対円では4月以来の安値を付けた。

  ポンドは午後4時4分現在、対ドルで前日比2.2%安の1ポンド=1.2676ドル。早朝に公表された出口調査で与党劣勢の見通しが示されると1.29ドル台半ばから1.2700ドル付近まで急落。保守党の過半数割れが確定的になった午後には一時1.2636ドルとメイ首相が総選挙実施を表明した4月18日以来の安値を更新した。下落率は2.5%とハードブレグジット(強硬な離脱)への懸念が高まっていた2016年10月以来の大きさを記録した。

  みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケットエコノミストは、「与党過半数割れにより、2代続けて英首相が『不要なギャンブル』で地位を失うことになりそうだ」とし、「ただでさえ足りない離脱交渉の時間がさらに足りなくなり、ブレグジット(英国の欧州連合離脱)での最大リスクとみられるクリフエッジ(合意なしのなし崩し離脱)の可能性が高まった」と指摘。「ポンド急落は当然の反応」と話した。

  ポンド・円も1ポンド=142円台半ばから一時2.1%安の139円54銭前後と4月21日以来の水準に下落。ユーロ・ポンドは16年11月以来の高値となる1ユーロ=0.88595ドルを付けた。

  一方、ドル・円相場は日本株の堅調推移や米金利の持ち直しを背景にじり高となった。早朝にはポンド・円の急落を受けて1ドル=109円77銭まで弱含んだが、その後値を切り上げ、午後には一時110円48銭と3営業日ぶり高値を付けた。

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